《Mです!すみません!》

「おい、麻子」

女子ボクシング部の部活が終わって、麻子は部長に呼ばれた。

「あ・・・はい、何ですか」

「前々から思ってたんだけどさ、もーちょっと強くなれないわけ?」

「すみません・・・精一杯です・・・」

「新入部員のかませ馬にしてたんだけどさ、あんまりに弱くて見るに見かねちゃってさ・・・」

「でもどうしようもありませんから・・・」麻子が帰ろうとすると、部長が肩を掴んできた。

「特訓だね、私が付き合ってあげるからしばらく部活が終わったら特訓だ」

「あ・・・はい」

二人はリングにあがる。

「まずな麻子、お前はすべてのパンチにおいて腰が入ってないんだよなぁ」

「腰を入れる・・・ですか」

「ジャブはこう!フックはこう!わかる?」部長のパンチがビュンビュンと風を切る。

(部長のパンチ凄い・・・やっぱり部で一番早くて強い・・・)

「見てるか?麻子!こうだ!こう打つんだ!」

(やばい・・・全身にあのパンチを受けたい・・・受けたらどんな気持ちだろう・・・)

「おーい麻子?目がうつろになってるぞ?」

「あ!はいすみません!」

「何でヨダレ出てるんだよ」

「あっ・・・」袖でヨダレを拭う。

「おかしな奴だなぁ・・・ほら、私がやったみたいにやってみろ?」

「は、はい」

麻子がジャブとフックを交互に打つ。

「ぜんぜん駄目じゃないか!才能無いのかなぁ・・・」

「あの・・・部長?」

「ん?」

「実際・・・私に打ってくれたらもっとよく分かるんですけど」

「は?」

(言ってしまった・・・)麻子は一人で赤くなる。

「ですからその・・・パンチを打たれたら分かるんです・・・私・・・」

「あ、ああそうか。本当に打つぞ?防具持って来い?」

「はい・・・もう用意してあります」

リングサイドから、麻子は自分のマウスピースだけを持ってきた。

相変わらず大きくて不恰好で、洗っておらず、今日の練習の時もつけていたために

唾液が滴っている。

「マウスピースだけ?っていうかいい加減洗えよー!みんな遠慮して言わないけど、マジでクッサイよそれ」

(そうです・・・私のマウスピースは臭いです・・・)麻子の胸がドクドクと鳴り出した。

「遠慮せずにどんどんパンチを打って下さいね」麻子はマウスピースを口に持っていった。

マウスピースはあまりの大きさのために、麻子の口に収まるまで少し時間がかかった。

(唾液が乾いてなくて、ひやっとする・・・)

「じゃあヘッドギアもいらないんだな!ジャブから行くぞ!」

パン!パン!

麻子はガードをせずに、パンチを顔面で受け止めた。

ジャブとはいえ、部長のパンチは強力な為、麻子の頭は少しクラッとした。

(いい・・・いい・・・もっと・・・あ・・・)

麻子はいつもどおりに愛液が滴るのを防ぐために、トランクスの股間の部分にオリモノシートを入れているが、

もう今日の練習で吸いきれないほどになっており、腿からツツーッと愛液が垂れてしまった。

「ん?あぁ!?」部長は驚いた、一瞬は失禁したのかと思ったが、あまりに液体離れしたゆっくりとした垂れ方に

それが愛液だと気づいた。

「麻子・・・アンタ・・・」

麻子は顔を真っ赤にして、顔をガードする形で隠した。

(ばれちゃう!ばれちゃう!)

その時

 

ビチャッ!

 

オリモノシートが股の部分からずり落ちてリングに落ちてしまった。

部長は無言でそれを拾う。

「あんた・・・マゾだったの・・・こんなに濡らして・・・」

麻子は軽蔑されると思ったが、部長は思わぬ行動をとった。

匂いを嗅ぎ出したのだ。

「麻子、あんたのって、みずみずしくて凄く酸っぱい匂いがするんだね、それにおしっこの匂いもする」

麻子はまだ恥ずかしさのあまりに顔を隠している。

「発情してるのね、こんなにキツい匂いだもの」

(は・・・恥ずかしい)麻子はそう思っているのだが

股間からは愛液が止まらない、足首まで垂れて来ている。

「丁度良かったわ・・・」

部長の声に、麻子はガードをといた。

「私はSなの・・・だからさっきからあなたをもっともっと打ちのめしたくて・・・」

麻子はマウスピースの為に喋れないかわりに、ゆっくりと首を縦に振った。

「ありがとう、いいのね・・・じゃあ二人だけの約束・・・」

 

バキィッ!

 

いきなり部長が強烈なフックを打ってきた。

「ぶ・・・」麻子のマウスピースのほんの僅かな隙間から唾液が飛んだ。

「麻子、つばを飛ばしちゃ駄目でしょ?あなたのは臭いんだから」

(そうです、私のツバは臭いです!)

「ほら、今度は逆よ!」

 

スバン!

 

今度は逆方向に唾液が飛ぶ。

ドヴォ!

間髪入れずに麻子のボディにパンチがめり込んだ。

「オグ・・・ウェ・・・」麻子の口からマウスピースがニュルッと少し出てきた。

「あら、もうマウスピース吐いちゃうの?おしまい?」

麻子のマウスピースは、歯がくぼみから外れ、くわえる力だけで吐き出さずにいる。

ズバ!ズバ!麻子の両頬が殴られ、マウスピースがさらに飛び出し、端が完全に外に出て、バナナをそそり立つように咥えた

ような形になる。

「しっかり咥えてるわね・・・でも口から出て、急に濃いツバの匂いがするんだけど・・・麻子、何でだろうね?」

(私のマウスピースが口から出てるからです・・・私のマウスピースはクサイです・・・)

「あんまり引っ張ると、ケガしちゃうからこれで最後ね」

どぶっ!

部長の強烈なボディアッパーが麻子の内臓を圧迫した。

「か・・・かはっ・・・ぶぇ・・・」

ボトッ! ビチャ!  ビチャ!  ビチャ・・・

マウスピースは剥いたモモのようにジューシーに唾液をまとって部長の足元まで転がった。

麻子は前のめりに倒れた。

「凄い・・・凄いよ麻子・・・」部長は手で大きく変色したマウスピースをグチャッと掴んで、観察を始めた。

「こんなに大きくて・・・歪んで・・・ほら、歯を入れる窪みにツバがたくさん詰まって、傾けるとどんどん垂れるわよ」

(匂いも・・・クサいです)

「凄い匂いね、あなた、こんな汚い物を吐き出して、みじめにダウンしてるのよ」

「部長・・・う・・・もっと匂って下さい・・・」

「十分嗅いでるわよ。あなたのマウスピースを掴んでる手はもうヨダレでびっちょびちょ、洗わずに夜嗅ぎながらオナニーしようかしら」

「あああっ!」その台詞に反応するように麻子の腰が痙攣のようにガクンガクンと揺れた。

「麻子、イっちゃったのね・・・上の口も下の口もクサイんだから」

30秒ほどすると麻子の痙攣は収まった。

「あなたのマウスピース、今日一日借りていいでしょ?」

「部長・・・本当に・・・それでするんですか?」

「オナニー?するわよ。本当はいつもこの匂いに興奮してたんだから」

「部長・・・」

「なぁに?」

「また・・・やりませんか」

「もちろん!でも二人だけの秘密ね、ドMちゃん♪」

                                       おわり