《変態だよ!レンナちゃんセカンドシーズン》

なだそう荘

 

「いいじゃない!名前が気に入った!」

レンナは大家さんに親指を立てた。

「え?」

驚く大家さんに、レンナは手をグーにして人差し指と中指の間から親指を出した。

「気に入った!」

「いや・・・ジェスチャーがどうのこうのじゃなくて・・・家の中見なくてもいいの?」

「風呂とトイレとキッチンとねるとこあれば大丈夫!」

「はぁ・・・そうなの・・・で、今年から大学生なのね」

「そうなのでぃす!」

 

 

レンナは無事卒業。家から大学に通っても良いのだが、前から夢であった一人暮らしにチャレンジ!

「まあまあ、大学生・・・今年うちの娘も大学受験なんで勉強見てもらえたら家賃安くするわよ」

「はっはっはー!   お断りします!」

と、大家とレンナが話していると噂の娘が出てくる。

「じゃあ、今日先輩の卒業式だからいってきまーす!」

 

丸山だった。

 

「げ」

「人の顔を見て、げとは何だ、私は今日から一人暮らしでフリーダムに生活する自由人なのだぞ」

「いや・・・レンナ先輩・・・私の家の経営してるアパート借りるんですか・・・」

「おーそうだったのか!」

「ってか今日、先輩の卒業式なんですよ」

「知ってる」

「急がないんですか」

「えーっ、出ないといけないの?」

「バカはほっとけません・・・」

丸山はレンナの手をひいて無理やり学校へ走っていった。

 

 

 

「卒業生、長井レンナ」

「はいっ!」レンナが立つ」

「・・・(何でこいつパジャマなんだよ・・・)」

校長は、あえて突っ込まない。

「ごほん・・・では卒業証書を・・・」

レンナは枕を差し出してきた。

(この上に置けってことか???)校長は戸惑いながらも置いた。

レンナはフリーダムに、ナイトキャップにパジャマ、枕に卒業証書を手に去って入った。

 

「在校生!起立!」

その瞬間レンナが

「マンコ見せてやろうか!記念に!」と発言。

在校生の男子は全員中腰になった。

 

 

「いやー、相変わらずバカだが、もうお別れだな」

卒業式が終わって、小雪がレンナに話しかける。

「そういう小雪ちゃんもバカだったけど、もうお別れだね」

「いやーもうお別れともおもうと、お前のズレた発言にも許せちゃうってか?ははは」

「小雪ちゃん機嫌いいね」

「うん、念願の一人暮らしが出来るんでね♪」

「遊びにいくよぅ」

「くるなっ!・・・といいたいけど、これから、なだそう荘ってアパートに契約しにいくところだから、いっしょにおいで」

「へー、おなじとこにすむんだ」

「!?」

「私もそこ契約してきたよ」

「うう・・・」

「あー小雪ちゃんが泣いてる・・・卒業式だもんね♪」